家族関係における母親(母性)の父親(父性)の役割 

こんにちは。加藤よしひろです。

 

家族関係に置ける母親と父親の役割については、お客様からよくご相談をいただきます。

 

お母様にもお父様にもそれぞれの生まれてきた環境があって、そして、お母様もお父様も、それぞれ、今、やりたいことがある。

 

ある意味、永遠のテーマですよね(笑)

 

今回は、家族関係における母親と父親の役割について書いてみたいと思います。

 

 

子供達は親を選んで生まれている

『子供達は生まれてくる前に親を選んで生まれてきている』

ということを聞いたことはあるでしょうか?

 

子供が母体にいた頃の記憶を胎内記憶と言います。

胎内記憶の研究の世界的な第一人者の池川明先生にお聴きましたが、胎内記憶を覚えている子供の例は数万件以上あって、その子供達が共通して『母親を選んできた』と言っているんだそうです。

 

基本、まず、母親らしいのですが、当然、父親も選んでいるそうで、ということは、子供にとってみれば自分の人生のミッションを叶えるために母親と父親を選定したってことですよね。

 

そんな母親と父親には重要な役割があると分かっていると、家庭関係の中での枠割というのも決めやすいんじゃないかと思います。

 

まず、基本的な、母親と父親の役割について説明していきます。

 

 

母親の役割:この地球に生きていることへの承認

臨床心理学では、母親の役割を『つなぐことである』と言っています。

分かりにくい言葉ですが、『つなぐこと=承認すること』とイメージしてみてください。

 

イメージ的には、地球に生まれてきた我が子に対して、『地球につなぐこと=地球で生きていくこと・地球に居ていいと認識させること』が、母親の役目なのです。

子供達は、母親の胎内に降り立ちます(言い換えれば、降臨でもいいかもしれません)。

 

地球は、様々な生命が共存する場所です。

生まれたきた生命がこの地球で我が命を謳歌するにはいろいろなものとつながっていくことが大切です。

ずっと、ベビールームに居ても面白くないですよね。

 

母親は、子供があらゆることにつながっていくために、まず、子供の存在を承認しなければいけません。

母親の子供に対する承認というのは、どのようなものかと思いますか?

それを無償の愛という方もいるかもしれません。

イメージ的には、あるがままのその子供を受け入れて、子供そのものを満たしていくという感じです。

そして、子供は、自分を必要としてくれる母からの愛を感じることによって、その信頼関係の中から自分の価値や存在意義を感じて、確立させていきます。

母親の愛を感じ、しっかりと抱かれて、母親と繋がれた子供は、自分自身への信頼感、自己肯定感が高くなっていきます。

自分に対する信頼感が高い子供は、この地球で一人でいることに不安や恐れがなく、一人でいることの能力・大丈夫という確信力が高まります。

そして、そのような子供が、思春期になると親友や異性の方が母親より大切になって、自然と子供の中から親への依存や存在感が薄れていくんです。

 

子供は、この地球上で生きていても大丈夫、この地球で一人で生きても大丈夫と認識して、そして、『親離れ』をしていくのです。

なんか、他の動物と一緒と思ったりしませんか?(笑)

 

このつながると言う概念は、地球を生きていく上でとても重要なものです。

子供は、母とのつながりの中で、つながることの素晴らしさを覚えます。

そして、社会と繋がっていくんですね。

 

今後、今の職業の大半がなくなっていくと聞いたことはあるでしょうか?

AI、ブロックチェーンなど最新のテクノロジーが世の中を大きく変えてきます。

そして、今まで大切だったものは、そうではなくなる。

世の中の価値感が根本的に変わっていく、これからの世の中、大きく変わっていくと言われています。

 

そんな中で、これからの人生を生きていくにあたって、自分の軸をしっかり持つことがとても重要です。

人生の軸を生きていくと言うことはあなたの人生の目的とつながることでもあります。

あなたは、これから、いろいろなつながりかたをしていくでしょう。

子供達は、そのつながりかたを母との体験から学んでいるんです。

 

 

 

母親の役割:愛の象徴<子供は母親との関係から愛と信頼を学ぶ>

子供がこの世に生まれてくると、両親とくに母親には、子供に対するとめどない無償の愛が溢れてきます。

 

子供はまさしく

『目に入れても痛くない』

ような存在になったりするんですね。

 

赤ちゃんの様々な要求に対して母親が応えていきます。

母親が応えてくれることで赤ちゃんは安心感を得ます。

この繰り返しを通して子供は、自分が愛されているという自信、自己肯定感を育んでいくのです。

 

この様に、子供は、親からの愛を受けながら、愛とはどのようなものなのかということを学んでいきます。

その過程で、自分自身が愛の存在であるということを実感していくのです。

 

実は、子供は、母親が子供を母胎に身籠った時、そして、子供が母親の母胎に入っている間は、

母親も自分の一部であり、すべては自分と一部であると感じています。

 

その時から母親を経由して無償の愛を受け取っています。

 

『人間はすべて愛の存在である』

 

まさしく、この言葉を、子供は、母体の中で体感しているのですね。

 

ただし、母親が妊娠している間に、ストレスがかかっていると、母胎にいる胎児も同様なストレスを感じます。

母親が恐怖を感じたり、怒りを感じたり、妊娠中の過度の負荷から不快感を感じたりすると、その感情のエネルギーがそのまま胎児にいくことになります。

母親と胎児は、まさしく一心同体なのです。

 

なお、胎児が、母体の中で、このネガティブなエネルギーを体感していると、

『自分は愛されていない』

『自分は受け入れられていない』

『信じることはできない』

という風に感じるようになっていき、これがトラウマとなっていきます。

そして、出産の時に、母親と自分自身との分離を体感して、さらに強烈なトラウマを抱えるようになります。

この様な胎児期から出産直後に出来るトラウマをバーストラウマと呼びます。

 

なお、バーストラウマは、世の中や自分自身への不信感へと繋がっていきます。

漠然とした不安などもバーストラウマの影響です。

 

本来は、母体で、愛を体感しているはずなのが、段々とネガティブなエネルギーを体感しているうちに、

愛と信頼を忘れてっちゃうんですね。

出産後の夜泣きが多いのもバーストラウマによる影響が大きいと言われています。

そんな訳で、胎児のことを考えると母胎にも胎児にも出産の時のショックはなるべく少ない方が理想的です。

 

そして、出産後、赤ちゃんは、母親からの愛を受けながら、自分自身がどの様な存在なのかということをあたらめて学んでいきます。

自分自身がどの様な存在なのかということを学んでいく過程で、自己信頼が芽生えていくんですね。

 

この様に、子供達は、母親を通して、自分自身への愛、自分への信頼を学んでいくのです。

 

なお、ある程度大きくなってしまってから母性を与えるのはなかなか難しいです。

乳幼児期に無償の愛を受けきれていないとそれがインナーチャイルドとなって、

子供ののちの人生に大きな影響を与えていくことになります。

 

赤ちゃんに対する乳幼児期の子育てでは、母親はもちろん父親も母性を優先し、

『いつどんなときでもあなたを愛している』という無償の愛が、

子どもに伝わるように接するのがオススメです。

 

父親の役割:社会の象徴<子供は父親を通して社会について学ぶ>

臨床心理学では、父親の役割を『区切ることである』と言っています。

 

子供は、母親からつながることやつながりかたを学んでいますが、所構わず、見境なく繋がったらヤバイですよね(笑)

父親は、子供に逆に区切ることを教えるのです。

 

父親には大きく3つの仕事があると言われています。

1.社会的父性

 

一つ目は、『社会的父性』と言います。

 

父親は、家庭を守ります。

子供は、社会に対して対峙している父親の姿や家庭を守っている父親の姿を観て、社会との接しかたを知ります。

 

イメージ的に言うと、子供達は、父親の『この家族は私が守る』と言う姿を観察しています。

そして、自分とその父親との関係から、社会というものがどの様なものなのかを学んでいきます。

 

その過程で、自分の家庭と周りの他の家庭そして社会を区分していきます。

 

2.善悪を学ぶ

 

二つ目は、社会の中で生きていくために大切なことを教えていきます。

それは、善悪やルール、マナーなどです。

世の中の掟・法を教えて、ルールを守ることの大切さを子供達に伝えていくのです。

世の中を生きていく知恵を与えると言ってもいいかもしれません。

ときには厳しく「ダメなものはダメ!」ということを教えてくれる、昔ながらの頑固親父のイメージが近いかもしれません。

 

小さい時には母親の母性の役割が重要ですが、学校などへの入学の機会を通して、

子供は徐々に他人と関わりながら社会の中で生きていくことを求められます。

そんなときに必要なのが、しつけやルールといった父性的な教育です。

 

父親を通して、社会に出る前段階で、社会がどの様な存在なのか、社会はどの様なところなのかということを学んでいきます。

 

3.母子の癒着を断つ

三つ目は、「母子の癒着を断つこと」です。

簡単に言うと、親たちと子どもたちの間を明確に区切って、親離れ、子離れをさせていくと言うことです。

 

昨今の家庭を観ていると親離れ子離れが出来てないケースが多いかなと思います。

 

子供は、父と母との関係から学んでいきます。

父が妻を何よりも大切にすることで、母子の癒着は断たれていきます。

母も子も『私がいなきゃダメ』と言う意識が薄れてくるんですね。

 

スイスの精神分析医カール・ユングは、父の役割を母子の関係を断つナイフに例えています。

 

そもそも、母と子は、胎児は母胎にいたわけですから、自然に癒着していくのは当たり前です。

そして、この関係がないと子供を育てることなど出来ないんですが、

ずっとくっついているわけにもいきません(笑)

子どもの成長と共に、この癒着が断たれていく必要があります。

 

母と子の癒着を断つことが出来ない、親離れ子離れが出来ないケースもありますが、

家庭内での精神的な父親の不在・父親の軽視、夫婦関係の不仲などが原因になっている場合が多いです。

大体の場合、子どもが母親に対して『母親がかわいそう』という感情を持っています。

この感情を子どもが抱いた時に、逆に母子癒着が強まります。

 

そうすると、思春期・青年期に入った時に、不登校や引きこもり、摂食障害や家庭内暴力などになる場合が多いです。

更に、これがスムーズに行われない場合、子どもが異性と付合う際に、つまずきやすくなってしまいます。

父親との関わりが少ないと、自分の周りに対する不安やストレスへの耐性が育ちにくいのも特徴です。

 

こうやってみてみると、父親(父性)の役割って大切ですねぇ(^^)

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

子供にとって、幼児期までは母性が、社会に出る少年期以降は父性が大切になってきます。

つまり子供の成長に伴って、母性から父性に、子育ての軸を移していくことが大切なんですね。

 

ただ、バランスがとても重要です。

『社会性をあげるには、父親(父性)との関係が大切なのね!』

と父親との関係だけ見ればいいと言うわけではありません。

 

その前の母親(母性)との関係で積み上げられたものが、父親(父性)との関係で活きてきているんです。

母性や父性はどちらも子供の成長にとって欠かすことのできないものであり、与えるタイミングも大切なことがわかっていただけたと思います。

家庭のかたちはさまざまですが、子供にとってベストな愛情を注げるような環境を、夫婦・家族で協力して作っていきましょう。

 

なお、念のため付け加えておきますが・・・・・

ここで『父親』、『母親』と言っているのは、親の役割を二つにわけただけのことです。

ぶっちゃけ言うと、父親=男、母親=女というわけではありません。

お一人で、お母さんとお父さんの役割をされている場合もあります。

育メンなんて言葉はありますが、ご家族によっては、夫が「母親役・主夫」になり、妻が「父親役」をやっている場合もありますよね(笑)

 

それと、

『母親の役割:愛の象徴<子供は母親との関係から愛と信頼を学ぶ>』

のところで、成長していく過程で、

本来は、母体で、愛を体感しているはずなのが、段々とネガティブなエネルギーを体感しているうちに、

愛と信頼を忘れてっちゃうんですね。

とご説明しましたが、その忘れてしまう原因がバーストラウマ・インナーチャイルドと呼ばれるトラウマです。

このトラウマがその後の人生の中で大きな影響を与えていきます。

トラウマをベースとした生き方となる自分の軸を作っていってしまうのです。

この一度造られた自分の軸はなかなか自分では変えられません。

子育ての過程で、トラウマを造らない子育てを心掛けることで、お子さん自身が自分らしく生きる自分の軸を作っていくことが出来ます。

また、両親が持っているトラウマやご両親の人生の軸が子供や家族関係に大きな影響を与えます。

合わせて、ご自身がより良い人生の軸を持つことで、ご自身もご家族も幸せな人生を生きていくことが出来るのです。

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この記事を書いた人

tami3ニックネームは「たみちゃん」「たみ」と呼ばれています。

自分を癒して、自己成長を目指していく過程で、ある時にいきなりおねえさん言葉を連発するようになり、それが自分の中で抑圧をしていた女性性だと知る。

その女性性の名前がたみちゃん(ちなみに、男性性はやっさん)。
それ以来、女性性・男性性というものがどのようなものかを探求していく過程で、今の独自のセッションスタイルを構築。

男性性と女性性両面を持った男性ヒーラーとして活躍中。

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